つむぐの想い
つむぐは、長期熟成にこだわった熟成肉ブランドです。
私が事業をするうえで一番大事にしていることは、嘘偽りない「本物」を創るということです。食品業界には少なからず闇が存在します。現状を変えるとまではいきませんが、少なくとも本物をお届けすることはできます。
この飽食の時代に、薄れてしまった食への感謝や団らんの時間。
私は熟成肉を通して「何気ない食事の時間」を「一生残る大切な時」にしたいと思っています。
そして皆さんとその一瞬一瞬をつむいでいきたいです。
100日熟成肉は国内で当店しか出来ない
2025年3月16日時点で、100日を超える「超長期熟成」を作っているのは当店のみです。大きな理由としては
①技術的に難しい
・カビの培養技術から、有毒・無毒のカビを見分けるノウハウ。
・熟成の環境、風の当て方等の地道な研究。
・100日熟成出来る個体の見分け。
等があります。
②金回り的に厳しい
・歩留まりが悪い。
・注力して見ていても、提供できる仕上がりにならない事がある。
社員を抱えている企業ではリスクが高い行為です。
熟成肉は私の今までの学生時代そして社会人としての経験、すべてを投じて実現している『究極のロマン』です。
【資格】
秋田大学院 生命科学専攻修士
狩猟免許
食品衛生責任者 受講番号3320-21号
【営業許可証】
食肉販売業
飲食店営業
【食中毒菌検査の結果(加熱前食品)】
AD18267 60日熟成肉 検査報告書 細菌検査総評
AD18268 100日熟成肉 検査報告書 細菌検査総評
昆野の半生
私は、岩手県宮古市で生まれ、海と自然豊かな土地で育ちました。
【小学生】
キノコに興味を持ち始める。誕生日に図鑑を買ってもらっては、本に釘付けになる。菌を含めた生き物全般が好きになる。
【高校生】
漠然とながらも「生物と関わる仕事がしたい」と思う。秋田大学生命化学科に進学を決めた矢先、東北大震災発生。
あの日を忘れません、この出来事をきっかけに私の中で「後悔しない人生を生きたい」と思うようになりました。
【大学院】
進路に悩む。営業マンへの憧れと、生物系の経験から、発酵食品メーカーの営業としてキャリアをスタート。
人との出会いと転機
【社会人(営業職)
「世の中を健康にしたい」「会社で活躍したい」と希望に満ちていたものの「人と話すのが全くと言っていいほど得意では無かった」ことが発覚。「なんとか結果を出したい」と当時、誰も営業をしていなかった給食業界にアタックし取引を繋げる。
【社会人(研究職)】
「活躍できる場は他にあるはずだ」と思い、研究職への異動を打診し。研究職としてのキャリアをスタート。充実はしているものの一筋縄でいかない事なども多々あり、自身の中で「自分の思う様な商品を作り、届けたい」と言う気持ちがわいてきました。
この先の人生に悩んでいたところ、仕事でクラフトビールで起業した人にお会いして、その生き方の惚れ込みました。
その後、退職し二転三転あり上手くいかない中、「ビールが出来たから飲んで欲しいと連絡があり」頂きました。
それは「僕も、感動できる食を作りたい」と思うほどの衝撃と感動が走る最高のビールでした。
熟成肉への一歩
今までの職歴から自身が出来る事を考え「カビのお世話」「食品管理」が自分に向いていると考えました。そして当時、個人でお肉にかなりのお金を使っていたので「熟成肉だ!」と閃きました。
全国の熟成肉を取り寄せては食べ、ひときわ異彩を放っていた今の師匠のお店に、修行を頼み込みに行きました。
「無謀ですね」と一蹴されたものの、何度もアタックをして受け入れていただけました。弟子入り後は師匠の販売を手伝う傍ら、私が仕入れたお肉の熟成に関して教えてもらうなどして過ごしました。
ですが、お肉に関してはまだまだ素人同然。
そこで、焼肉卸工場でアルバイトをして肉の捌きの知識を深める事にしました。最初からお肉に触らせて貰えるわけはなく、真空パック詰め・ラップ掛け・内臓処理と言った下積みを行う日々が続きました。私の率先して物事に取り組むやる気と根性を認められ、半年でお肉を触らせてもらえるようになりました。
修行とフルタイムでのアルバイト以外の残った時間は、熟成肉を切ったり、ネット販売、飲食店への営業と休みなく行動していました。
休みのない日々ではありましたが、楽しかったです。
お肉を触らせて貰えるようになってからはひたすら勉強をしていたこともあり、すぐに捌きを覚えました。この頃から、仕込んでいた熟成肉も満足のいく仕上がりになり
【2021年5月】
「つむぐ」の旧名である「野獣」立ち上げと共にクラウドファンディングにて販売を開始しました。
最後まで師匠の肉に直接触れることは出来なかったのですが、師匠や約3年間勤めた工場のお世話になった皆様には今でも頭が上がりません。
野獣からつむぐへ
現在、私の作った熟成肉に対して「感動した」「肉の概念が変わった」等のお声をいただけるようになりました。採用頂ける飲食店様も少しずつ増えております。
【2023年4月】
「野獣」と言う、食に対する野性的なまでの喜びをお届けしたいという思いで立ち上げた名前から、本能的な喜びをお届けすることはそのままに、生産者さんや関係者さんの想い繋いでいきたい。皆さんの食事が思い出に残る1ページとしてつむいでいきたい、そう私は思っております。
「つむぐ」に変更しました。
直近で挑戦したいことは、ジビエの熟成です。獣害駆除として捕まえられたシカやイノシシは、多くが廃棄されています。熟成を用いることで、有用に活用できるジビエを多くしていきたいと思っています。
【2026年4月9日】
「つむぐ」から「株式会社熟成肉つむぐ」へ
これからも熟成肉の可能性を研究して参ります。